武蔵はり治療院

横浜は南区阪東橋で診療中の「はり専門」治療院です。肩こり・腰痛はもちろん、冷え性・耳鳴り・めまい・頭痛・ひざ痛やスポーツ障害など幅広く対応しています。まずは、お気軽に ご相談を!!

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はりコラム
「はり」を通して学んだこと、気づいたこと などなど、時折書き留めたいと思います。

コラム

◆ 「はり」っていいヨネ ~第1回 耳をすます~

私が日頃、施術させて頂いている鍼術は、いわゆる「ツボに鍼を刺す」という一般的に知られている東洋医学の治療法とは少し異なります。

実は、私は治療において「ツボ」といわれる個所には、99%刺しておりません。というのは、患者さんの身体の特徴は十人十色で、その都度自分の手の感覚で身体の悪いところを探し当てなければ意味がなく、効果もないからです。教科書通りの「〇〇に効くツボ」という場所をあてにしていたら、けっして本当の患部に当たりません。

私の師匠が最初におっしゃっていた言葉、「ツボに刺すのではなく、おれのさすところがツボだ」という言葉をモットーに、開業以来施術させて頂いています。

患者さんの悪いところを探る際のコツというか、私なりに大切にしている感覚があります。それは、「遠くの音に耳を澄ますように」探すという感覚です。ふと、遠くのほうで鳴いている鳥の声や、風にそよぐ木々の葉っぱの音に耳を傾けるようにするのです。人間は聴覚に意識を集中すると他の五感(視覚・臭覚・味覚・触覚)も鋭くなり、とても集中することができるようなのです。この感覚は治療の他にも私が長年やっている武道(25年になります)や、音楽(これも幼い頃から歌っていたなあ・・・)にも役立っています。

空手の型を練る時に特に大切なのは「自分の身体の内部に耳を澄ませる=内観」です。この感覚が出来てこないと、うわべだけの形だけの型になってしまいます。

音楽も自分の音を出すことばかり考えて「私の歌(音)を聴いて!!」と自己主張ばかりしていては本当に気持ちの良い音は出せませんよね。まずは他の音に耳を澄ます、そして自分の出す音にも耳を澄ます。そこから始まるものだと思います。

ですから、治療においても、自分が「治療しよう!」と力むより、相手の声、身体の声、周りの音に耳を澄ますようにすると自然と治療点が浮かび上がってくるような気がします。

皆様も集中したい時、緊張してしまってリラックスしたい時などは、今一番遠くで鳴っている音は何かなと、耳を澄ませてみて下さい。そうすると、セロトニンという脳内物質(座禅をする時などに出てくる集中ホルモン)が分泌され、スッと集中状態に入れると思います。よかったら試してみてくださいね。